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高尿酸血症について

・高尿酸血症はどんな病気?

高尿酸血症とは血液中の尿酸値が高い状態です。尿酸はプリン体をもとに肝臓で作られる物質です。
プリン体というのは生物の細胞を構成している成分の一つで、食事からとりこまれるものと、体の中で作られるものがあります。

尿酸値が高い状態が続くと関節などに結晶を作ります。これが炎症を引き起こし関節の腫れや痛みが出るのが痛風です。
こうした関節炎以外にも高尿酸血症は、腎臓のダメージや尿路結石の原因になることや、脳卒中や心臓病とも関連することが知られています。

偽痛風というのは痛風と似たような関節の腫れや痛みを起こす病気ですが、
痛風は尿酸の結晶が原因なのに対して、偽痛風はピロリン酸カルシウムという物質の結晶によって起こります。

・高尿酸血症はどんな症状?

高尿酸血症のみでは通常症状はありません。健康診断で見つかることが多く、痛風をきっかけに見つかることもあります。

痛風では急に関節の腫れや痛みが起こります。足の親指に起こるのが典型的ですが、それ以外にも足関節や膝関節などに場合もあります。
7-10日程度で症状はおさまることが多いですが、適切に治療が行われないと繰り返し症状が出ることがあります。

偽痛風も痛風と同様に急な関節の腫れや痛みが起こります。部位は膝関節が多く、ほかにも肩関節や手関節、足関節などにも起こります。

・高尿酸血症を疑ったときはどんな検査を行う?

高尿酸血症の基本となる検査は血液検査です。尿酸値が7.0mg/dLを超えていると高尿酸血症と診断されます。
その他にも腎臓の合併症や動脈硬化を起こすほかの病気がないかを血液検査や尿検査で調べます。
これらは健康診断の結果で代用する場合もあります。

痛風や偽痛風が疑われる関節の症状がある場合には、血液検査の他に必要に応じてレントゲン検査や、
関節に針を刺して関節液を採取する検査を行います。症状の経過とこれらの検査結果から関節炎の原因を診断します。

・高尿酸血症の治療は?

高尿酸血症の治療の目標は痛風発作や腎障害を防ぐこと、また併存する生活習慣病にも注意し脳卒中や心臓病を防ぐことも重要です。

治療には生活習慣の修正と尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)があります。
食べ過ぎやプリン体の多い食事、飲酒、運動不足などは高尿酸血症の原因となるのみならず、
ほかの生活習慣病にもかかわるため栄養指導や運動指導を通じて改善を目指していきます。

生活習慣の修正のみで十分に尿酸が下がらない場合には、尿酸降下薬も使用します。
尿酸降下薬には複数の種類があるため患者さんごとにあったものを選択していきます。

痛風に対しては炎症を抑える薬を使用して治療を行います。
通常は非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)やコルヒチンと呼ばれるタイプの薬を使用しますが、
効果が不十分な場合にはステロイド薬の内服や関節への注射を行う場合もあります。

偽痛風に対しては患部の安静や冷却、鎮痛剤の使用などで症状を抑えます。
症状が強い場合には腫れた関節の関節液を抜いたり、関節にステロイド注射を行ったりします。

・池尻大橋せらクリニックで行える高尿酸血症の検査や治療は?

当クリニックは整形外科・内科・スポーツ医学を専門としており、様々な検査や治療を行うことができます。

当クリニックで行える高尿酸血症の検査や治療は以下の通りです。

検査:血液検査、尿検査、レントゲン検査、関節穿刺
治療:関節注射、内服処方、栄養指導、運動指導

At our clinic, we provide careful care and a peaceful environment,
We are committed to alleviating your concerns and supporting the improvement of your health.

Please feel free to take a walk and consult with us at our clinic.

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