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運動しても痩せない理由とは?頑張っているのに体重が減らないときに知っておきたいこと

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はじめに

「ウォーキングを始めたのに痩せない」
「ジムに通っているのに体重が変わらない」
こうした悩みはとてもよくあります。

運動は健康にとってとても大切ですが、運動を始めたからといって、必ずしも体重がすぐ減るとは限りません。 実際、運動だけによる減量効果は比較的小さいことが多く、週150分以上の有酸素運動で腹囲や体脂肪には意味のある改善が期待できる一方、体重の変化は緩やかなことが多いと報告されています。

ただし、これは「運動に意味がない」ということではありません。大事なのは、痩せない理由を知って、やり方を調整することです。

理由1 運動で消費するカロリーは、思ったほど大きくないことがあります

運動で消費できるカロリーは、意外と多くありません。
たとえば30分程度の運動では、飲み物や間食で簡単に打ち消されてしまうことがあります。2024年のメタ解析でも、有酸素運動は体重、腹囲、体脂肪の改善に役立つ一方、その変化は全体としては比較的緩やかでした。

ではどうすればよい?

この場合は、「運動だけで痩せる」と考えすぎないことが大切です。
運動は続けつつ、食事や間食、飲み物も一緒に見直したほうが結果につながりやすくなります。特に、甘い飲み物、カフェラテ、アルコール、運動後の“ご褒美”は見落としやすいポイントです。
また、短時間の運動だけでなく、週あたりの合計を増やしていく発想も大切です。150分/週以上で腹囲や体脂肪の改善が出やすいというデータは、目安として参考になります。

理由2 運動した分だけ、日中の総活動量が下がることがあります

意外に多いのがこれです。
朝に運動したぶん、「今日は頑張ったから」と日中に座って過ごす時間が長くなったり、階段を避けたりして、運動以外の活動量が下がることがあります。研究では、運動を始めたあとに非運動時の身体活動が減ってしまう“補償”が起こることがあり、これが減量効果を弱める一因とされています。

ではどうすればよい?

この場合は、運動の時間だけでなく、一日の総活動量を意識することが大切です。
たとえば、

  • こまめに立つ
  • 近い距離は歩く
  • エレベーターではなく階段を使う
  • 座りっぱなしの時間を減らす

といった小さな工夫でも積み重なると差が出ます。
「運動しているから大丈夫」ではなく、運動以外の時間もなるべく動くことが、体重管理では重要です。

理由3 運動すると、食欲が増えたり食べやすくなることがあります

運動のあとに「今日は頑張ったから少しくらい食べてもいい」と思ってしまうのは自然なことです。
実際、運動による減量効果には個人差が大きく、その背景として食欲の変化や摂取量の増加が関わることがあるとされています。

ではどうすればよい?

ここで大切なのは、運動後の食事を無意識に増やしすぎないことです。
運動をした日は、かえって甘い飲み物や高カロリーの補食をとりやすくなります。運動後に空腹が強い方は、菓子類よりも、たんぱく質や食物繊維を含む食事のほうが満足感を得やすく、体重管理にも向いています。
「どれだけ動いたか」だけでなく、「そのあと何を食べているか」も見直すと、改善の糸口が見つかりやすくなります。

理由4 体重は減らなくても、体の中では良い変化が起きていることがあります

運動を続けると、脂肪が減って筋肉が保たれたり、内臓脂肪が減ったりして、体重計の数字ほど悪くない変化が起きることがあります。運動で体脂肪や腹囲が改善しても、体重の変化は目立ちにくいことがあります。

ではどうすればよい?

この場合は、体重だけで評価しないことが大切です。
腹囲、体脂肪率、服のサイズ感、血糖、血圧、脂質、脂肪肝など、見るべき指標は体重以外にもあります。
池尻大橋せらクリニックでは、体組成測定を行い、筋肉量・体脂肪率・内臓脂肪などを確認しながら進めていきます。月1回の診察で評価し、必要に応じて調整する体制をとっています。

理由5 そもそも「運動だけでは解決しにくい原因」が隠れていることもあります

運動しているのに結果が出にくい場合、生活習慣だけではなく、病気が背景にあることもあります。
たとえば甲状腺機能低下症や、副腎・下垂体の病気などホルモンの異常を来す病気では、体重が増えやすくなったり、痩せにくくなったりします。こうした二次性肥満では、頑張り方の問題ではなく、まず原因を見つけて治療することが大切です

ではどうすればよい?

この場合は、自己流で頑張り続けるより、医師の評価を受けることが大切です。
池尻大橋せらクリニックでは、内分泌専門の医師が在籍しており、こうした二次性肥満の検査・治療も行うことができます。また運動を始める前に運動リスク評価を行い、必要があれば負荷心電図検査で安全性を確認したうえで、体組成測定や目標設定を行います。理学療法士による個別運動指導に加え、必要に応じて医師が検査や薬の調整も行うため、「何が原因で痩せにくいのか」を整理しながら進めやすいのが特徴です。

まとめ

運動しても痩せない理由は、「努力が足りない」からとは限りません。
運動で消費するカロリーが思ったほど大きくないこと、運動以外の活動量が下がること、食欲や食事量が増えること、体重以外の良い変化が先に起きること、そして二次性肥満など別の原因が隠れていることがあります。

だからこそ、体重だけを見て落ち込むのではなく、理由に合わせてやり方を調整することが大切です。運動しているのに結果が出にくい方は、一度全体を見直してみると、改善の糸口が見つかることがあります。

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