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アレルギー性結膜炎について

・アレルギー性結膜炎はどんな病気?

アレルギー性結膜炎は、目の表面を覆う結膜という薄い膜がアレルギーの原因物質(アレルゲン)に反応して炎症を起こす病気です。

アレルゲンには、花粉、ホコリ、ペットの毛、カビの胞子などが含まれます。
アレルゲンが目の表面に飛び込んでくると体はこれを異物と認識し、抗体が作られます。
繰り返しアレルギンにさらされることで作られた抗体が反応し、
結膜にあるマスト細胞という細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が分泌されます。
これが血管に働くことで血管が膨らんだり血液中の液体が外にしみ出てきたりして、結膜炎の症状を引き起こします。

アレルギー性結膜炎は特定の季節にのみ発症する季節性アレルギー性結膜炎と一年中症状が出る通年性アレルギー性結膜炎に分類されます。

季節性は花粉によって引き起こされることが多く、通年性はほこりやペットの毛、カビなどが原因となることが多いです。
若い人はでは重症化することもあり、慢性の重症型は春季カタルと呼ばれます。
またコンタクトレンズに対するアレルギーが原因で起こる巨大乳頭結膜炎というタイプの結膜炎もあります。

・アレルギー性結膜炎はどんな症状?

アレルギー性結膜炎の主な症状は、目のかゆみ、充血、涙目、目がゴロゴロする、目やになどです。
症状は通常は両方の目でみられ、他の結膜炎とくらべて目のかゆみが強いのが特徴です。

・アレルギー性結膜炎を疑ったときはどんな検査を行う?

アレルギー性結膜炎は症状と目の状態の観察によって診断します。
より正確に原因を調べる場合には血液検査で特異的IgE抗体という検査を行います。

これはアレルギーの原因となりうる様々な物質に対して、IgEという抗体があるかを調べる検査です。
IgEというのはアレルギーを引き起こす抗体です。結果は7段階で評価され、2以上を陽性と判定します。

ただし血液検査で陽性反応が出た物質が必ずしもアレルギーの原因になっているとは限らないため、最終的には症状や経過から判断する必要があります。
その他にも診断が難しい場合には涙液や結膜の細胞を用いた検査を行う場合もあります。

・アレルギー性結膜炎の治療は?

アレルギー性結膜炎の治療は、アレルゲンの回避と症状を抑える薬によって行います。

アレルゲンからの回避は原因によって様々ですが、例えばハウスダストの場合には、部屋を清潔に保ち、空気清浄機を使用するといった対策を、花粉症の場合は、外出時にマスクやゴーグル、メガネを着用し、帰宅後は衣服を洗濯する、といったような対策をとります。

症状を抑える薬としてはまずはアレルギーを抑える点眼薬(目薬)を使用します。
ヒスタミン受容体拮抗薬やケミカルメディエーター遊離抑制薬といった種類の薬は副作用も少なくはじめに使用することが多いです。

これらの薬で症状が抑えられない場合にはステロイドの点眼薬を使用する場合もあります。
また鼻炎など目以外の症状も伴う場合にはアレルギーを抑える飲み薬を使用することも多いです。
アレルギー性結膜炎は適切な管理と治療によって多くの人が快適に生活することができます。
自分に合った治療法を見つけ重症化を防ぐために早めに受診することが重要です。

・当クリニックで行えるアレルギー性結膜炎の検査や治療は以下の通りです。

検査:血液検査
治療:症状を抑える薬の処方

At our clinic, we provide careful care and a peaceful environment,
We are committed to alleviating your concerns and supporting the improvement of your health.

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