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装具は「使うこと」が目的ではなく、「動ける体を取り戻す」ための手段です

― 池尻大橋せらクリニックにおける装具療法の考え方 ―

「コルセットやサポーター、インソールって、ずっと使ってていいんですか?」
リハビリの現場ではよくこんなご質問をいただきます。

装具療法とは、身体の一部を支えたり、動きを制限したりするための“外からの補助”です。
当院でも、症状や病期に応じて腰・膝・足首・足底などの装具(サポーターやインソール)を処方
しています。

ただし、装具は「使い続けるためのもの」ではなく、「使いながら体を改善していくためのもの」と考えています。

【装具療法の目的とは?】

装具を使う目的は、次の3つに大別されます。

  1. 動かしすぎを防ぐ(安静)
  2. 身体の一部を支える(代償)
  3. 正しい動きを学習する(再教育)

つまり、今ある症状の悪化を防ぎつつ、その間に体の回復や再教育を進める“補助”の役割です。

【当クリニックで行っている主な装具療法】

■ 腰椎分離症(成長期スポーツ障害)

成長期のスポーツ選手に多い腰椎分離症では、腰を反らす動きを制限する装具(胸腰椎装具)を用います。
これにより、患部にかかるストレスを抑え、骨癒合を促す時間を確保します。

装具の使用と並行して、体幹筋の強化や股関節・胸椎の可動性改善などの運動療法を行い、競技復帰を目指します。

■ 急性期の腰椎圧迫骨折

高齢者に多い圧迫骨折では、患部の安定と姿勢保持を目的に硬性コルセットを処方します。
安静だけでは筋力が低下するため、痛みが落ち着き次第、装具を装着したまま日常生活や運動療法を開始します。

■ 足関節捻挫

足関節捻挫後は患部の安定及び保護を目的に足関節装具を処方します。
装具を装着下で早期から運動療法をはじめることで、早期回復に繋がり、再捻挫や足関節不安定症のリスク軽減を図ります。

■ 足部疾患(足底筋膜炎、扁平足、外反母趾など)

足部の慢性疾患では、痛みのある部位に過度な荷重がかからないように補正するためのインソール(足底板)を使用することがあります。

  • 足底筋膜炎では踵への負担軽減やアーチ保持
  • 扁平足では内側縦アーチのサポート
  • 外反母趾では母趾の圧迫緩和とアライメント調整

これらの装具はあくまで“歩行のクセ”を整える手助けであり、
歩き方や姿勢を改善する運動療法と並行して使用することで、再発を防ぐことができます。

【装具の使用で注意すべきこと】

  • 長期間の装着は筋力低下や依存を招くことがある
  • 適切なタイミングでの“卒業”が重要
  • オーダーメイドでのフィット感・使用方法の説明が不可欠

当院では、医師と理学療法士が連携し、装具の導入から使用中の評価、卒業までを一貫してサポートしています。

【装具を「使いながら改善する」ことが大切です】

装具は、「着けている間は安心」「痛みが楽になるから外せない」といった“依存的な治療”に陥るリスクもあります。

そのため当クリニックでは、

  • なぜその装具が必要か
  • どのくらいの期間使うのか
  • 並行して行うべき運動は何か

といった「使い方の目的と計画」を明確に説明し、患者さん自身が装具との付き合い方を理解できるようサポートしています。

【まとめ】

装具は、体を整える“道具”であり、症状改善や再発予防の“きっかけ”をつくるものです。

池尻大橋せらクリニックでは、「装具だけで終わらせない」ことを大切にし、
運動療法や生活習慣の見直しとあわせて、装具を正しく使いこなす治療を提供しています。

装具の使用を検討されている方や、現在の装具が合っているか不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。

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