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インフルエンザ予防接種は受けるべき?

【インフルエンザとは?】

当院でも10月1日からインフルエンザ予防接種を開始しました。

インフルエンザは広く知られているようにインフルエンザウイルスに感染し発症する感染症です。発熱や頭痛、関節痛、感冒症状などが現れます。一般的な感冒よりも熱が出やすかったり、症状が強いことがありますが、英語ではfluと呼ばれており、風邪の一種として対応されることが多いです。

感染力が強いことが特徴ですが、特に乳幼児や高齢者、基礎疾患を持っている方などは重症化しやすいため注意が必要です。実際にインフルエンザによる死亡者は国内でも毎年多く出ています。

【インフルエンザの流行時期は?】

冬にインフルエンザが流行って学校が休校になった、という経験は誰しも一度はあると思います。毎年11月下旬ごろから感染者が増え始め、1月から2月ごろまで増加していくことが多いです。このような毎年冬頃に流行するものを季節性インフルエンザと呼びます。一方で、ウイルスの性質が季節性のものと異なり、10年から40年周期で流行するものを新型インフルエンザと呼びます。新型インフルエンザは日本では2009年に大流行しました。

【インフルエンザの種類について】

インフルエンザウイルスは大きくA型、B型、C型に分類されます。流行するのは主にA型とB型です。A型インフルエンザウイルスは144種類の亜型に分けられますが、人で流行するのは香港型(A/H3N2)とソ連型(A/H1N1)の2種類です。ウイルスのためここからさらに小さな変異を繰り返しています。

B型インフルエンザは山形型とビクトリア型の2種類に分けられますが、この中でさらに細かく分かれています。

同じ時期でもA型の香港型、ソ連型、B型が流行することがあるため、同じ冬にインフルエンザに2度感染する人がいます。

【インフルエンザ予防接種は受けるべき?】

多くの人が一度はインフルエンザに感染したことがあると思いますが、人によっては予防接種をしていないけれど感染したことがないという人もいると思います。インフルエンザ予防接種を受けずに発症した人に対して、予防接種を受けた人は発病率が60%減少したと言われています。

確実に予防できるわけではありませんが、インフルエンザ予防接種の最も大きな効果は「重症化」を予防することになります。そのため、乳幼児や高齢者、基礎疾患を持っている人は特にインフルエンザ予防接種を受けることが勧められます。主な基礎疾患は以下の通りです。

 循環器系(心不全など)・呼吸器系(喘息や慢性肺疾患など)・血液疾患・肝臓病・腎臓病・代謝疾患・糖尿病・神経疾患など

インフルエンザ予防接種を検討している方は、是非当クリニックにご相談ください。

当クリニックの予防接種についてはこちらからご確認ください。