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蕁麻疹について

・蕁麻疹はどんな病気?

蕁麻疹は皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、しばらくすると跡かたなく消える病気です。
蕁麻疹は何らかのきっかけにより皮膚の血管の周りにあるマスト細胞という細胞が刺激されることで起こります。
マスト細胞はヒスタミンという物質を放出し、これが血管に働くことで血管が膨らんだり血液中の液体が外にしみ出てきたりします。
これによって皮膚が赤くなり盛り上がります。

蕁麻疹の誘因・原因には様々なものが知られており、食べ物や食品添加物、薬剤、
感染症などのほか皮膚がこすれるなどの物理的刺激や運動・発汗などで起きることもあります。

蕁麻疹はアレルギーによって起きる場合とそうでない場合があります。
例えば食べ物が原因でおきる蕁麻疹にもアレルギーによるものとそうでないものがあります。

蕁麻疹は特定のきっかけがあったときのみに起きることもありますが、原因がはっきりしないケースも多いです。
この場合症状は数日にわたって出たり消えたりすることが多いです。
さらに長期間にわたって症状が続く場合もあり、慢性蕁麻疹と呼ばれます。

・蕁麻疹はどんな症状?

蕁麻疹では皮膚が突然赤く盛り上がります。その範囲は小さいものから大きいものまで様々で、形も円形のものや不規則な形もあり様々です。

一つ一つの赤み・膨らみは数十分から数時間で消えて跡を残さないので通常です。
一つ一つの赤みが消えてもまた別のものが出てくることで症状が続くこともあり、数日から1か月以上続くこともあります。

・蕁麻疹を疑ったときはどんな検査を行う?

蕁麻疹にはアレルギーによるものとそうでないものがあり、アレルギーによるものは血液検査や皮膚を用いた検査で調べることができます。

血液検査では特異的IgE抗体という検査を行います。
これはアレルギーの原因となりうる様々な物資に対して、IgEという抗体があるかを調べる検査です。

IgEというのは蕁麻疹をおこすタイプのアレルギーを引き起こす抗体です。
結果は7段階で評価され、2以上を陽性と判定します。
ただし血液検査で陽性反応が出た物質が必ずしも蕁麻疹やアレルギーの原因になっているとは限らないため、
最終的には症状や経過から判断する必要があります。

皮膚を用いた検査では原因となりうる物質を皮膚に投与して反応をみます。
それ以外にも原因となるものを食べたり、原因となる刺激を与えたりして反応を見る検査が行われる場合もあります。
ただしこれらの検査でも原因がはっきりしないこともあります。

・蕁麻疹の治療は?

経過や検査から原因が明らかとなった場合には、まずは原因となるものをなるべく避けることが重要です。
また症状を抑えるために薬による治療を行います。

蕁麻疹の発症にはヒスタミンが関与しているため、抗ヒスタミン薬というヒスタミンの働きを抑える薬を使います。
抗ヒスタミン薬は花粉症などで広く使われている薬で、効果や副作用、内服方法の異なる様々な種類があります。

薬は症状にあわせて適したものを選択します。
これらの治療でも症状が改善しない場合にはより強力にアレルギーや炎症を抑える薬を使用することがあります。

・当クリニックで行える蕁麻疹の検査や治療は以下の通りです。

検査:血液検査
治療:症状を抑える薬の処方

当クリニックでは、丁寧な診療と安らぎのある環境で、
皆さんの不安を軽減し健康増進のサポートを心がけています。

どうぞ、お散歩がてらに、気軽に当クリニックへご相談ください。

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