健康維持やダイエット、スポーツパフォーマンスの向上などを目的に運動を取り入れる方が増える一方で、
「運動すると腰が痛くなる」「膝や肩の関節が痛む」といったご相談も増えています。
こうした痛みは、運動の内容や頻度、フォームの誤り、体の使い方のクセなど、さまざまな要因によって起こります。
今回は、運動による腰痛や関節痛の主な原因と、池尻大橋せらクリニックで行っている検査・治療についてご紹介します。
🔎 運動中・運動後の腰痛・関節痛の主な原因
1. フォームの乱れや体のアンバランス
間違ったフォームで運動すると、筋肉や関節に偏った負荷がかかり、炎症や痛みを引き起こします。
とくにスクワットやランニング、ゴルフなどでは、体幹の安定性や柔軟性が不十分だと腰や膝に負担が集中しやすくなります。
2. 筋力不足・柔軟性の低下
筋肉が弱かったり、筋膜や腱が硬くなっていると、衝撃をうまく吸収できずに痛みが出ることがあります。
特にデスクワーク中心の方や高齢者に多く見られます。
3. オーバーユース(使いすぎ)による炎症
同じ動作の繰り返しによって関節や腱に小さなダメージが蓄積し、炎症(腱鞘炎、滑液包炎など)を引き起こすことがあります。
例:ランナーズニー、テニス肘 など。
4. もともとの関節疾患や骨格の問題
軽度の変形性関節症や椎間板の変性などがある場合、運動によって症状が現れることがあります。
稀に関節リウマチなどの基礎疾患が背景にある場合も。
🏥 当院で行う検査と診断の流れ
池尻大橋せらクリニックでは、以下のような検査を通して原因を明らかにしていきます。
- 問診・身体診察
痛みの部位やタイミング、生活への影響などを伺いながら、関節の動きや筋力、可動域をチェックします。 - 超音波検査
腱や滑液包などの状態をリアルタイムで確認でき、スポーツ障害の診断に役立ちます。 - レントゲン・MRI
骨や椎間板、関節の状態を詳細に確認するために、必要に応じて実施します。 - 動作解析
スクワット・歩行・片脚立ちなどを通して、どこに負担がかかっているかを評価します。
体圧分布センサーや筋力測定器などの機器も活用しています。
💡 当院での治療方針について
当院では、特に運動療法を積極的に取り入れた治療を行っています。
痛みが強い場合は一時的に安静が必要なこともありますが、基本的には軽い運動を続けることが推奨されます。
診察の際によく伺うのが、「毎朝30分散歩しています」といったお話ですが、
散歩は有酸素運動で健康には良い一方で、首や腰の症状改善には特化していない運動です。
そのため、症状に合った適切な運動指導が重要だと考えています。
当院では理学療法士が全身を評価し、フォーム改善や体のアンバランス改善のために、一人ひとりにあった運動療法を提供しています!

📞 気になる痛みはお気軽にご相談を!
池尻大橋せらクリニックでは、腰痛や関節痛に対して原因の特定から治療、リハビリまで総合的な対応を行っています。
「運動中に痛む」「もっと快適に身体を動かしたい」など、お悩みの方はぜひ一度、診察でご相談ください。
あなたの健康的な運動習慣を、医療の視点からしっかりサポートいたします!